お餅の供養
当寺では、お会式では五色のお餅を、今年採れた稲わらと稲穂を巻いた竹に挿して日蓮聖人にご供養致します。
五色は、五行、五輪とも言われ、この森羅万象の元素にあたるものとされています。私達の体全身全霊でのご供養を意味しています。
日蓮聖人の時代では、お餅は御祝い事などにしか食べられなかったと思います。特に身延山では大変質素な暮らしだったと聞いております。ご参拝の皆様のご供養をお腹いっぱい頂いたのではないかと拝察いたしております。
十三重の塔において功徳を頂く
境内にある十三重の塔に日蓮聖人像の手から伸びる五色の紐をくくりつけ、十三重の塔に触れて日蓮聖人の功徳をいただきました。
コロナウイルスが蔓延した今年ですが、日蓮聖人の時代にも疫病が流行り多くの方が亡くなりました。それを目の前にしていた日蓮聖人は法華経の信仰で人々の安穏を祈り、そして多くの人達に信仰を勧めました。